ポルト・デュ・ソレイユのコース総延長はトロワバレーをも凌ぐ650kmにも及びます。フランスとスイスの2国にまたがるこのエリアは、リフト・ゴンドラで全て繋がっているエリアとしては文字通り世界最大のスキーエリアです。フランス側はモルズィーン、アヴォリア、シャテル、アボンダンス、レ・ジェ、またスイス側はシャンペリー、レ・クロゼ、シャンプッサン、モルジャンの全てのエリアが196基のリフト・ゴンドラ群で繋がっています。フランスのスキー場らしくリフト間の繋ぎもよく、滑っていてストレスがありません。エリアトップの標高が約2500mと低いこともあるので、このエリアに行くのであれば1月初旬から2月下旬までがベストシーズンです。コースレイアウトが良いので標高の低さのデメリットをあまり感じません。ゲートウェイのジュネーブ空港からのアクセスも1時間半程度と他のエリアと比べても移動の負担が少ないのも魅力です。街も落ち着いた感じで好感度があり、滞在でおすすめしたい3星のホテルサモイェーデはリーズナブルな料金設定ながらレストランがミシュランガイドに掲載、非常に美味しい食事が魅力です。
メインのアヴォリア、シャテルエリア
アヴォリアとシャテルがポルト・デュ・ソレイユのメインエリア。幅広くグルーミングされた気持ちの良いコースがどこまでも続き、ロングコースをカービングで快適に飛ばせます。またこのエリアは景観も抜群で、スイス・レマン湖南側に聳えるダン・デュ・ミディ(3257m)、ダン・ブランシュ(2756m)の絶景が楽しめます。アヴォリアはコンドミニアムが立ち並ぶ近代的な街並みで、スキーイン・スキーアウトが可能です。エリアの中でも標高が高く、広大なポルト・デュ・ソレイユエリアを効率的に滑るのにはベストの滞在ベースです。
国境を越えてスイスエリアへ
アヴォリアから国境を越えてスイス側のレ・クロゼへアクセスできます。ここには最大斜度40度を超える通称「スイスの壁」と呼ばれる急斜面があり、普段はコブ斜面が延々と続きます。この斜面を挑戦してもよし、パスする方はリフトで降りることも可能です。ここ以外にもスイス方面へアクセスできるコースもあるのでご安心ください。レ・クロゼからはスイスシャンペリー、シャンプッサン、モルジャンへと広大な斜面をリフトを乗り継いで移動できます。
モルズィーン、レジェエリア
モルズィーンとレジェは少し独立したようなエリアになっていますが、ここだけでも1日では滑りきれないほどの規模です。モルズィーンは、昔ながらの村から発展した落ち着きのある山岳リゾート。山岳地帯であるサヴォワ地方特有のシャレー風の家が建ち並び、メインストリートの両サイドにはスポーツショップをはじめセンスのよいお店が軒を連ねます。エリア内では最大規模の街。アフタースキーはショッピングも存分に楽しめること、またおすすめのホテルもあるので滞在を重視される方にはベースをモルズィーンにされることをお勧めします。
モルズィーンのタウンマップはこちら。
ホテルサモイェーデ
モルズィーンの滞在でおすすめしたいのが3星ホテル「サモイェーデ」。このホテル最大の特徴はレストランがミュシュランガイドに載るほどの食事の良さ。宿泊された方からは絶賛の声があがっていました。量も適量なので、毎日の食事が楽しくなります。デザートも絶品なので、このホテルに泊まる目的でこのエリアを選ばれてもいいと思います。部屋タイプは広めのスーペリアタイプがおすすめ。スタンダードルームもありますがは少し狭目です。スタンダードのシングルルームは追加料金なしで利用できますが、びっくりするほどの狭さなのでご注意ください。
レ・ジェのチーズ工房
「Fruitière des Perrières」はレ・ジェの街中にあるチーズ工房。スキーで滑っても行けますし、モルズィーンからバスでもアクセス可能。アボンダンスという地元で有名なチーズは製法がきっちり決められ、それを守って作られるチーズはコクがあって非常に美味、お土産で持って帰られた方からの評判もかなり良いです。その他にもレブローションやラクレット、ヨーグルトのようなフレッシュチーズなど、たくさんのチーズを試食してから購入できます。
スキー場インフォメーション
コース総延長 | 650km |
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リフト・ゴンドラ数 | 196基 |
最大標高差 | 1466m |
リフトパス | 6日間アダルト285ユーロ、シニア65歳以上257ユーロ (2019/2020シーズン) |
アクセス | ジュネーブ空港から80km、約1.5時間 マップで見る |
景色 | |
規模 | |
スキー場の面白さ | |
オフピステ度 | |
街の充実度 |