ヴェイル(アメリカ)  VAIL, USA

フロントサイド map
バックボウル map
ブルースカイベイスン map

ヴェイル、フロントサイド北米を代表するスキーエリアであるヴェイル。フロントサイド、バックボウル、ブルースカイベイスンの3つのエリアからなり、広さもヨーロッパの大きいリソーと比較しても引けをとりません。北米特有の乾燥したパウダースノーが魅力で、圧雪斜面では気持ち良くカービング、非圧雪ではパウダースノーを満喫できます。日本からはデンバーまで直行便で10時間+バス2時間半で到着するので、比較的楽な移動時間です。デメリットは高級リゾートゆえの宿泊施設、食事、リフトパス料金が高額なこと。ただそれを上回る規模、雪質やサービスの魅力があるのも事実。何度も行きたくなるスキーリゾートです。



標高2500mのベース

ヴェイル、ライオンズヘッドヴェイルのベースは標高2500m。ウィスラーのトップ標高が2300m程度なので、ウィスラーの上にもうひとつスキー場があるイメージです。スキー場全体的には北向きの斜面ですので、高い標高と相まって世界でも有数の雪質を誇ります。トップ標高は3500mを超えますが森林限界線が高い北米では3000mを超えても針葉樹が生えているため、オープンスロープよりも林を切ったコースが主体となります。標高差こそヨーロッパのリゾートと比較しても少ないものの、フロントサイド、バックボウル、ブルースカイベイスンの3つのエリアへと奥深くコースが広がっています。



フロントサイド

ヴェイル、フロントサイドベイルビレッジ、ライオンズヘッドの2つのベースが起点のフロントサイド。しっかりとグルーミングされるコースが主体ですが、コブを残している斜面もあります。斜面の入り口からはその先が圧雪かコブかはわかりづらいのですが、毎朝ベースエリアでその日のグルーミングマップが配られ、どのコースがグルーミングされているかがマップ上で確認できるのでとても便利です。これは他のスキー場でも見習ってほしいサービスです。グリーン、ブルー、レッド、ブラックと4段階にコース分けがされていますが、ブラックでもびっくりするような急斜面はないので、グルーミングマップを見て滑ればかなり快適に滑れます。


バックボウル

ヴェイル、バックボウルフロントサイドからは一変して、ボウル状の地形に非圧雪エリアが主体のバックボウル。圧雪されたコースはあるもののほぼ移動のためのコースで、ここは非圧雪のパウダーを楽しむためのエリアです。降雪後は一面のパウダースノー、降雪から少し経っても柔らかめのコブ斜面なのでコブの練習にはいい斜面です。東側の奥へ行くほど人が少なくなるのでパウダー狙いの方はバックボウルの東側がおすすめです。





ブルースカイベイスン

ヴェイル、ブルースカイベイスンバックボウルのさらに奥に位置するブルースカイベイスン。リフト3本のシンプルなレイアウトですが、スカイラインリフト沿いのテクニカルなブラックコースと、ピートリフト沿いの森林のなかをゆったり滑るブルーコースの2つの特徴あるコースレイアウトです。ここも北向きの斜面になるので雪質が良く、エリア最奥地でスキーヤーも少ないのでおすすめです。





シーズンの長さ

ヴェイル、フロントサイド11月後半から4月中旬まで滑れるヴェイル。パウダー狙いならば12月中旬から2月がおすすめですが、意外といいのが4月です。日本やヨーロッパのスキー場でも雪が緩んでくる4月ですが、ヴェイルではトップシーズンと変わらないコンディションであることが多いです。この時期でも降雪も期待できるので、パウダーを滑れることもあります。ヴァイルは4月中旬でシーズンが終わってしまいますが、近隣のブリッケンリッジではシーズンにもよりますが6月中旬まで滑れることがあります。アメリカの春スキーもおすすめです。




ビーバークリーク

ビーバークリークヴェイルとリフトパスが共通のビーバークリークは、ヴェイルからバスで約20分の距離。ワールドカップ開催でも有名なビーバークリークはロングコースが多く、景色もいいのでヴェイル滞在中に1度は行きたいリゾートです。1日では滑りきれないスケールなので、できれば2日は行きたいです。おすすめは圧雪されたダブルブラックコース。結構な急斜面ですが、幅もあって雪質もいいのでぜひ挑戦してみてください。

ビーバークリークマップ





スキー場インフォメーション

コース総面積 5289エーカー
リフト・ゴンドラ数 33基
最大標高差 1052m
リフトパス 6日間アダルト792ドル、シニア65歳〜732ドル
(2019/2020シーズン)
アクセス デンバー空港から195km、約2.5時間
景色
規模
スキー場の面白さ
オフピステ度
街の充実度

フォトギャラリー

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